宮崎駿が何度も訪れている世界の最果て"イニシュモア島"

f:id:odoru_kitsune:20190305224140j:plain

 

ジブリ映画を見ると、こんな風景本当にあるのだろうか?って思うことありますよね。僕はジブリのモデルとなった街が好きで、日本だけでなく世界各国を旅してきました。

 今回、紹介するイニシュモア島はジブリの舞台にこそなってませんが、宮崎駿が何度も訪れており、確実にインスピレーションの元となっている地です。この場所は、僕の大好きな画家に教えてもらった、特別な場所ですが、今回僕の記事を見てくださっているみなさんに特別に教えたいと思います。 

 

宮崎駿がイニシュモア島に行くようになったきっかけ

宮崎駿がイニシュモア島に行くのは、井上直久という画家の影響です。

皆さんは井上直久という画家をご存知でしょうか?コアなファンならこの時点でピンと来る方もいると思います。井上直久とは『耳をすませば』の雫の小説のシーンの背景を描いた人です。ちなみに、雫が誠司くんの家でカントリーロードを歌う際に、途中から乱入してくる音楽仲間のおじさんのモデルです。かなり気さくな方で、以前は年に一度新作発表のパーティを開催してました。これは井上先生の画廊でカントリーロードを歌った時の写真です。

f:id:odoru_kitsune:20190305202533j:plain

f:id:odoru_kitsune:20190219225917p:plain

左のハーモニカを吹いている人が井上先生だぞ!

井上先生が宮崎駿にイニシュモア島の話をしたところ、とても気に入ってしまったことがきっかけみたいです。会うたびに、何回行ったかを自慢してくるほど気に入っていたと、井上先生本人から伺いました。

イバラード

ちなみに、井上直久はイバラードという架空の世界の絵をテーマに描いています。実は、イバラードはスタジオジブリで『星をかった日』としてショートフィルムになっています。このフィルムは三鷹にあるジブリ美術館限定で公開されています。また公開されるフィルムは月毎に変わるため、決めうちで行くか、運が良くないと見ることができない激レアショートフィルムとなっています。

 

世界の最果てイニシュモア島

f:id:odoru_kitsune:20190305231327j:plain

イニシュモア島はアラン諸島最大の島ですが、人口は800人ほどで周囲40kmほどの小さな島です。アイルランドの首都ダブリンからイニシュモア島に行くには、ダブリンから西の街ゴールウェイにバスで行き、そこからフェリーでイニシュモアに行く必要があります。

f:id:odoru_kitsune:20190305230858j:plain

アラン諸島はセーターが有名で、港ハズレの小さな家でも、こうやって売っています。まさにジブリに出てきそうな絵ですよね。

 

実際に僕も言ったことがあるのですが、イニシュモア島はまさに最果ての地で、何もないような場所でした。しかし、歩いていると何かを感じる不思議な場所です。アイルランドに行く際はぜひ足を運んで見てください。