文系でもOK!大学でデザイン関係を学ぶなら建築学科がオススメ  

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僕は建築学科を卒業して、空間デザインの会社で働いています。建築学生としての生活を思い返すと、大変な思いもしましたが、かなり身になる4年間でした。今回は建築学科について書きたいと思います。

文系でも学べるの?

実は僕、建築学部を卒業しているのですがもともとは文系です。建築系の学科と言っても意匠系・設備系・構造系など様々な分野があります。デザイン的な分野は意匠系にあたります。意匠設計でも最低限の構造計算などの知識は必要ですが、そこまでたくさん計算をするわけではありません。デザイン的な側面の建築を学ぶのであれば、文系でも十分通用すると思います。

建築学科に入って良かった事

デザインで使う様々なソフトの基本を学ぶことができた。

建築学科では、VecterWorksやAutoCADなどの製図ソフトで作図をし、IllustratorやPhotoshopを使いプレゼンテーションボードを作ります。また、学校によっては3Dのソフトについても学ぶことができます。こういった実用的なデザインのソフトを触れることができるのは、はかなりの強みです。座学で学んだ知識は活用するまでに時間がかかりますが、こういったソフトの使い方は、就職した際にすぐに役立ちました。

デザインについて幅広く学べる

学校にもよりますが、建築学科は建築だけの勉強だけでなく、デザインの歴史・アートの領域・インテリアなど幅広く学ぶことができます。そのため、授業も比較的面白いものが多かったです。

就職に有利

建築学生は就職に強いです。学校の知り合いで内定をもらえなかった人を見たことがありません。なぜなら建築学科は専門的な知識を学べることができ、その知識は様々な職種で活かせるからです。メインの就職先としては、住宅設計の会社に入り建築家を目指す人や、ゼネコンなどに入り施工管理技師を目指す人がいます。そのほかには、インテリアの設計や販売に着く人もいれば、建築設備の管理や内装関係など、建築の知識は多方面で活かせます。

卒業しやすい

学校にもよると思いますが、建築学科は他の学科に比べてテストが少ないです。授業の成績は基本的に提出した課題で評価されるため、出せば一定の評価はもらうことができます。しかし、その課題に真剣になるあまり学科のテストをおろそかにすると留年はします。笑

建築学科に入って辛かったこと

課題の提出前は徹夜

設計課題では図面を書いて模型を作りプレゼンテーション用の資料を作る必要があるため、作業量がとにかく多いです。真剣に取り組めば取り組むほど終わりが見えなくなります。そのため、大きい課題の提出前はほぼみんな徹夜をしていました。

サークル活動ができないくらい忙しい

建築学科はかなり忙しいです。設計関係などの課題提出を求められる授業では基本的に毎週課題の進捗を報告するために簡単な模型を持っていく必要があります。そして基本的に毎回ディスられて来週までに案を練り直す必要があります。真面目な人ほど毎週の課題量が増えていくのです。僕の学科でサークル活動していた人は5%もいなかったと思います。サークルを謳歌したい人には向いてないかもしれません。

建築学科を卒業して

“社会人になっても大学で学んだことが役に立たない”というのはよく聞きますが、建築学科の勉強は身になる話が多かったと感じています。ものづくりや建築に興味のない人は課題が大変かもしれません。しかし、少しでも興味のある人なら身になる4年間が過ごせると思います。