5年海外を旅して撮った写真とテクニック解説

f:id:odoru_kitsune:20190217144637j:plainどうも海外旅行大好き踊るきつねです。

僕はここ5年間、毎年海外に行き写真を撮っています。普段から本やネットに紹介されているテクニックを学び実践をしているのですが、これって本当に使えるの?ってものも多いですよね。それだけでなく、そのまま使うと良くないテクニックもあります。

 今回は、上手に撮れた写真を分析し、撮影テクニックの具体的な活用法を解説します。

 

一点透視はスパイスを加えて捉える

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こちらはイギリスのグロスター大聖堂で撮った一枚です。この教会は『ハリーポッターと賢者の石』や『ハリーポッターと秘密の部屋』などのロケ地で使われております。この建築は非常に美しい回廊が有名ですが、そのまま撮るとありきたりな写真になってしまいます。そこで、この作品ではあえて扉越しに廊下の奥行きを表現することにしました。丁度よく、他の観光者の方も映り込み動きのある写真に仕上がったと思います。

テクニック1 一点透視+α

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写真のように目線が一点に抜けていくことを一点透視と言います。一点透視を意識して撮った写真はダイナミックかつ綺麗に撮ることができます。しかし、上の写真みたいに目線が抜けて効くポイントをど真ん中に設定し、工夫を加えないとありきたりな写真になってしまう一面もあります。そのため、一点透視を意識して撮る際は、左右どちらかに何らかのオブジェクト(今回だと花)を入れるなどすると、面白い絵が撮れます。

 

動物は圧倒的ローアングルで捉える

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この写真はスウェーデンのゴットランド島で撮った写真です。ゴットランド島は魔女の宅急便のキキの地元の町のモデルとして知られています。当時、大学2年生だった僕はこの島行きたさに初海外ひとり旅で乗り込んで行きました。この猫は塀の上などの高い場所にいるわけではありません。そうです、地面です。この時僕は地面に寝そべりながらシャッターを押しました。そこまで視線を落とすことで、猫と同じ目線の写真を撮ることに成功しました。

テクニック2 ローアングル・煽り

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低い場所から撮ることをローアングルと言います。ローアングルは普段見ることのない角度で捉えることにより、面白い絵が撮れるテクニックです。特に動物や赤ちゃんなど普段見下ろす被写体を撮る際は効果的です。また、低い場所から上を見上げて撮ることを煽りと言います。煽りは見上げることにより絵に迫力を与えるため、建築の撮影などでよく使われます。この写真はイタリアのミラノの集合住宅を煽って撮った作例です。

 

街のシンメトリーの中で人々のアシンメトリーを捉える

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こちらはスウェーデンのストックホルムで撮った写真です。ストックホルムも魔女の宅急便の舞台として知られていますよね。この写真は撮影ポイントで少し待機して、人の流れや車の配色/配置がベストなものになるまで待ってから撮った写真です。中央の青い車とすれ違う二人を綺麗に構図に落とし込めたと思っています。

テクニック3 シンメトリーの中のアシンメトリー

左右対称のことをシンメトリー、左右非対称のものをアシンメトリーと言います。シンメトリーは簡単で綺麗な写真が撮れるテクニックです。しかし、シンメトリーのみの構図だと、単調になってしまいがちです。今回オススメするのは、大枠でシンメトリーを捉えて、小さなオブジェクトで意図的にアシンメトリーを作り出すテクニックです。今回の写真も綺麗な街だからと言って、人や車がいなくなってから撮るのではなく、あえてアシンメトリーなシチュエーションで撮ることで動きのある街並みを表現できました。

まとめ

いかがだったでしょうか?一点透視やシンメトリーなどはそのまま使うと単調な写真になりがちですよね。もし、もうワンステップ成長したければ、他のテクニックも掛け合わせることが重要になってくるかもしれません。

他にオススメのテクニックがあればコメントから教えてください。よろしくお願いします。